1. >
  2. >
  3. 快気祝いの基本的マナーとは?
病院

快気祝いの基本的マナーとは?

快気祝いの意味

快気祝いは、病気や怪我が全快したことを喜び祝い、本人からお世話になった人にお祝いのお裾分けをするものであり、快気内祝いとも言います。
現在ではその意味が少し変わり、全快したことを報告する挨拶や、療養中のお見舞いに対するお礼として贈るのが一般的です。
このために、入院中にお見舞いに来てくれた人や、お見舞いとして贈り物を持ってきてくれた人に対してお礼の意味を込めて贈り物を本人が贈ります。

ちなみに何かで怪我や病気をして入院し、その期間の間の仕事を休み、休んでいる間は同僚が穴埋めをしてくれたとします。
もしも同僚にお見舞いには来てくれてはいないけど、御礼をしたいというならば、この場合は快気祝いとしては不適切です。
簡単な菓子折と回復しましたなどの言葉で構わず、場合によっては言葉だけでも良いでしょう。
気を使って菓子折などを持っていくと、相手に負担をかけてしまいます。

・お見舞御礼、退院祝いとの違い

お見舞御礼は病気や怪我をした本人から、その期間にお世話になった人に御礼の意味を込めて贈ります。
お見舞いをしてもらったけど、まだ入院が長引きそうな時に御礼としての贈り物を渡すことであり、紅白結びの切りの熨斗を用意います。

退院祝いはお見舞いが間に合わず退院した人への贈り物や、全快でないけれどもひとまず退院し自宅療養する人に贈る贈り物です。

快気祝いの品や相場

病気や怪我をして回復したときの快気祝いは、出来れば二度と来ないのが良いのです。
このために、のし袋には蝶結びではなく、ほどけにくい結び切りの水引を使用し、表書きには快気祝、その下には回復した人の氏名を書きます。

そして病気や怪我が綺麗に治ったということを祝うので、後に残るような品ではなく、使って消えて無くなるような品物を選びます。
お菓子や飲み物、洗剤やタオルが定番となりますが、その中でも相手の健康に気を使ったような品物が良いです。

会社からなどまとめていただいた場合は、会社宛や部署宛にご一同様として贈り、このような時も、お菓子などが定番となります。
贈る品の金額の相場としては、お見舞いでいただいたものの半額または3分の1程度を目安とします。
たとえば3万円の品を頂いたなら、快気祝いの品は1万円から1万5千円ぐらいにします。

そして贈る品として何を贈ればいいか迷うような場合は、商品券やギフトカードなどでも良いですが、これは目上の方へは適していません。
もちろん現金などは贈るのは、快気祝いとしては不適切です。
どうしても迷ってしまうような場合は、カタログギフトを贈るのが良いでしょう。
カタログギフトならば、相手の好みを考える必要もなく、もらった人がカタログの中から自由に好きな物を選べます。